月刊科学絵本「かがくのとも」は今年で発刊から50年です。それを記念してこれまでのかがくのともについてまとめた「かがくのとものもと」が発売されました。
目次
かがくのとものもと
科学絵本「かがくのとも」50年の集大成
かがくのとものもとは50年間に発行された「かがくのとも」をすべて紹介する本です。私も幼児期にかがくのともを読んでいましたが、50年もの歴史があることは今回初めて知りました。
楽しく面白い科学が盛りだくさんの本
かがくのともは科学絵本といっても難しい内容ばかりではなく、子供が進んで興味を持てるような楽しい内容になっています。
私もかがくのともを見て料理をしてみたり、手品をしてみたりといろいろ試した記憶があります。
そんな楽しい科学のもとがたくさん集まったのが「かがくのとものもと」です。
かがくのともの元になるさまざまなものを紹介
「かがくのとものもと」ではこれまでの月刊誌の紹介だけではなく、これまでかがくのともで取り上げた内容を参考に身近な科学や科学の入り口になりそうな題材を掲載しています。
これを読むと子供との遊びが広がりそうな内容です。
かがくのともができるまで
また、1冊のかがくのともができるまでにどのような段階を踏んでいるのかが実際のラフスケッチとともに紹介されています。
「ぼくのわたしのこんちゅうえん」という1冊の絵本ができるまでに構想から実に3年半もの時間が掛けられたというのには驚きました。
さまざまな専門家や出版社の方が何人も関わって何年もかけて作られた本が毎月税込440円 (現在の価格) で売られているなんてすごくないですか?私は本当にすごいと思いました。
かがくのともを考える
かがくのともも手がけたかこさとしさんや谷川俊太郎さんといった超有名作家さんたちが「かがくのとも」について書いた折込冊子の文章も紹介されています。
「科学絵本とは何か」「科学絵本は何のために読むのか」といったことが書かれていて哲学的で難しい部分もありますがとても考えさせられる内容です。
私は科学絵本といったら実験の本ぐらいしか考えつきませんでしたが、考え方次第であらゆるものが科学になっていくのだなと考えさせられました。
かがくのとものもとはこどもと科学を楽しむための大人の本
「かがくのとものもと」は子供向けの本ですが、「かがくのとものもと」はかがくのともを子供と楽しむために大人が読む本でした。これまでかがくのともで取り上げられてきた様々な題材が紹介されているのでこれをヒントに子供と一緒に様々な遊びに繋げられる本だと感じました。
また、かがくのともの中にはハードカバーの絵本として販売されているものもあるので、この本をヒントに購入する科学絵本を選んでみるのも楽しいと思いました。
コメント