豆たちの愛らしさや生き生きとした描写で子供たちに人気のそらまめくんの絵本。2歳の娘も大好きでしょっちゅう読んでと持ってきます。
今回はそらまめくんシリーズを紹介します。
目次
そらまめくんの絵本について
そらまめくんの歴史
私の子供の頃にはなかったそらまめくんの絵本。
最初の本は1997年に発売された「そらまめくんのベッド」です。
その後20年以上にわたってシリーズとして続いています。
絵本の中では比較的文字が多くて物語がしっかりした絵本なのですが、2019年に入ってから赤ちゃん向けの小さな絵本2冊が発行されてさらに低年齢から親しみやすくなりました。
そらまめくんの絵本の魅力
そらまめくんの絵本は新しい友達と出会ったり一緒に遊んだり喧嘩したりといった人間関係 (豆ですが) が描かれています。
読んでいるうちに思いやりや優しさが育っていくような内容になっています。
また、豆のさやをベッドに例えて物語の中に登場させるアイデアが新鮮で興味深いです。
そらまめくんのベッドは中に綿があってフカフカだったり、ピーナッツくんのベッドは固かったり、豆の仲間がたくさんいることやそれぞれの特徴も学ぶことができます。
そらまめくんのベッドを読んだあとに実物の豆を見せて触ったり食べてみたりするのも楽しそうですね。
作者のなかやみわさん
なかやみわさんは埼玉県生まれで企業のデザイナーを経て絵本作家になった方です。
デザイナーをされていただけあって色の使い方などがとても美しく、特に夜の風景は温かな雰囲気で素敵です。
そらまめくんの絵本一覧
- そらまめくんのベッド (1997年)
- そらまめくんとめだかのこ (2000年)
- そらまめくんのぼくのいちにち (2006年)
- そらまめくんとながいながいまめ (2009年)
- そらまめくんのあたらしいベッド (2015年)
- そらまめくんとおまめのなかま (2019年)
- そらまめくんこんにちは (2019年)
そらまめくんシリーズ紹介
そらまめくんのベッド
そらまめくんの宝物はフカフカのベッドです。そらまめくんはえだまめくんやグリーンピースの兄弟たちにベッドを貸してほしいと頼まれますが「これは僕の宝物だから」と断ってしまいます。
そんな中そらまめくんのベッドが突然無くなってしまい他の豆たちに聞いてみますが「しらない」「ぼくにベッドを貸してくれないからだよ」と知らん顔。
そらまめくんのベッドはどうなってしまうのでしょうか?みんなと仲良くできるのでしょうか?
というお話です。
大切なものを貸したくない気持ちや逆に友達がおもちゃなどを貸してくれなくて悲しかった気持ちは誰もが経験したことがあると思います。そんな中豆の仲間やそらまめくんに優しい気持ちが芽生えてくる様子が丁寧に描かれている絵本です。
絵のタッチも優しく可愛らしい豆たちが登場するのでベストセラーになって様々な人がおすすめするのも頷ける絵本です。
そらまめくんとめだかのこ
そらまめくんたちは雨でできた水たまりを発見します。豆のさやを船にして遊ぶ豆たちですが、そらまめくんは宝物のベッドを濡らしたくなくて水たまりに入りませんでした。楽しそうなみんなの様子にピーナッツくんの船に乗せてもらうことにしたそらまめくんですが船がひっくり返ってそらまめくんとピーナッツくんはめだかのこに出会います。雨で小川から流されてきたというめだかのこを帰してあげようとそらまめくんたちが奮闘します。
そらまめくんのぼくのいちにち
そらまめくんのとある一日のお話です。そらまめくんがたんぽぽの綿毛を地面の穴に敷き詰めるとそらまめくんのベッドのようにフカフカになりました。
そらまめくんは友達にも見せてあげようと呼びに行きますがその途中で雨が降ったりたんぽぽの綿毛が流されてしまったりさまざまなことが起きますが豆の仲間たちと一緒に楽しく解決していきます。
そらまめくんの楽しい一日のお話です。途中トラブルも起きますがみんなで協力して楽しく乗り越えることを教えてくれる一冊です。
そらまめくんとながいながいまめ
そらまめくんはある日ながいながいまめの三尺豆兄弟に出会います。
そらまめくんたちと三尺豆の兄弟たちはどちらのベッドがより優れているか競争することになります。
さんじゃくまめたちの長いベッドに競争で負けてしまい落胆するそらまめくん。
その時さんじゃくまめの末っ子が池で溺れてしまい…。
みんな違いはあるけれどそれぞれ良さや優れたところがあるということを学べるえほんです。
そらまめくんのあたらしいベッド
古くなってしまったベッドに新しい綿を敷き詰めようと、そらまめくんは「わたのき」を探す旅に出ます。
たくさんの新しい豆の仲間に助けられてわたの木にたどり着いたそらまめくんですが帰り方がわからなくなってしまいました。
そらまめくんはおうちに帰ることができるのでしょうか?というお話です。
そらまめくんがおうちを離れて大冒険するお話です。成長したそらまめくんがとても頼もしく感じました。
そらまめくんとおまめのなかま
そらまめくんシリーズ初の赤ちゃん向けの絵本です。
いろんな豆の仲間のベッドとともにまめくんとなかまたちが紹介された絵本です。
そらまめくんこんにちは
そらまめくんがありさんやめだかさんたちにあいさつしながら歩いていく絵本です。
そらまめくんの絵本どれが特におすすめ?
そらまめくんシリーズでは4歳以上なら「そらまめくんのベッド」がおすすめです。シリーズ化のきっかけになった最初の絵本で
- くもんの推薦図書
- 佐藤亮子さんのおすすめ絵本
にも挙げられています。絵が綺麗で思いやりについても学ぶことができます。
「そらまめくんのベッド」でそらまめくん大好きになった子にはそらまめくんのぼくのいちにちや「そらまめくんとながいながいまめ」などの他の絵本を読んであげると良いです。
0〜3歳なら文字数が少ない「そらまめくんとおまめのなかま」
がおすすめです。たくさんのそらまめくんの仲間が登場してそらまめくんの世界に親しむことができます。
親子でそらまめくんの絵本を楽しもう
そらまめくんシリーズは可愛い豆たちの物語を通して友達づきあいや思いやり、やさしさを学ぶことができる絵本です。
読んでいるだけで豆の知識も楽しく身につけることができます。
ぜひ親子でそらまめくんの絵本を楽しんでみてくださいね。
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