毎月20冊以上の育児書を読むのですが、せっかく育児書ブログを始めたので新刊を紹介してみようかな、と思い立ちました。
今回は2019年上半期発売の新刊の中からオススメの4冊を紹介します。
育児書の新刊オススメ4冊
頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て
「頭がいい子のリビングには『辞書』『地図』『図鑑』がある」で有名な小川大介さんの新刊です。
中学受験塾での指導経験から
「親が頑張ってあれこれ詰め込みすぎない方が子供は伸びる」
といった内容のお話を展開しています。
ただ見守るというと親は不安にもなってしまいますが、習い事はどう選んだら良いか、中学受験をどうするかといった具体的な対応がしっかり紹介されています。
習い事を詰め込みすぎないことで親子の時間が生まれることや、自分で選ばせることのメリットについても書かれていて目からウロコの内容。
また、与えすぎは良くないという話だけでなく、子供が伸びるために与えたほうがいいものとして「勉強するのが当たり前という考え方」「情報を取り入れる技術」「環境に出会うチャンス」を挙げています。
私自身、子供にあれもこれもさせた方が良いのだろうかと焦りながらも、なんとなくそんな自分に親として違和感を感じていたので、私が出会いたかったのはこんな本だったんだな、と安心できる内容でした。
同じく京都大学出身で「赤ちゃん学」で有名な小西行郎先生も著書の中で「子供は自分で育つ力を持っている」とおっしゃっていたのを思い出し、共通するものを感じました。
ぶっちゃけ子育てどうしてる?
「まめ日記」で有名な横峰沙弥香さんの新刊です。
有名人がどうやって子育てしてきたか、ということがマンガで紹介された本。
- 登場する有名人パパママは
- 関根勤 (タレント)
- 坂本美雨 (ミュージシャン)
- 友利新 (皮膚科・内科医)
- 相沢紗世 (モデル)
- 鈴木六夏 (モデル)
- 河合我聞 (俳優)
- MARCO (フォトグラファー)
- 秋元さくら (シェフ)
- 杉谷惠美 (経営者)
絵が綺麗で内容も面白いので1時間くらいであっという間に読み終わりました。
個人的に関根勤さんの子供と全力で楽しむ子育てや、河合我聞さんの会話を何より大切にする子育てが心に残りました。
河合我聞さんは「子供は育てるのではなく自分で育つ」という考えから「子育て」という言葉を使わず、「サポート、手助けする」という考えで子供と関わってきたそう。
「子育て」という言葉についてまで考えさせられた本は初めてでした。
子どもの気持ちがわかる本
世界中でベストセラーになり16カ国で翻訳されるフランス発の話題本の日本語版です。
1歳から5歳までの子供のさまざまな行動や反応について科学や心理学の観点から解説した本です。
その上で子供の能力を伸ばしていくためにはどのような対処や言葉かけをしていけば良いのかが書かれていてとても参考になります。
外国語を訳した本ならではの読みにくさはありますが、フランス語と日本語は文の構成など全く違うので仕方ないかな、と思います。
半分ほどがマンガやイラストなので、文章が多少読みにくくても理解しやすくなっています。
スーパーで走ったり、「◯◯ほしい!」と言ったり国が違っても子供の行動は同じなのだなと気づかせてくれる本です。
きょう、ほいくえんでね…‼︎
2019年上半期の可愛い部門1位にしたい育児書がこちら!
保育士でもある「てぃ先生」の「きょう、ほいくえんでね…‼︎」です。
保育園での子供たちの可愛い発言が集められた本なのですが、可愛いだけじゃなく子供との接し方について考えさせられる内容になっています。
子供たちの可愛いさはもちろんのこと、てぃ先生のあたたかい眼差しや思慮深い言葉がこの本をより素敵にしていると感じました。
私も子供を保育園に預けているので一日中一緒にいられないことを寂しく思うこともありますが、こんな風に子供と接してもらえるなら、保育園悪くないなと思わせられるような本でした。
おわりに
2019年上半期に発売された育児書の新刊の中から印象に残った4冊を紹介しました。
今まで育児書はベストセラーを読むことが多かったですが、毎月新しい本もどんどん発売されているので今後も新刊を紹介していく予定です。
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